
箱根駅伝 2023【詳しく】駒沢大が2年ぶり総合優勝 大学三冠も
2023年1月3日 17時08分 ロードレース(駅伝)
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関東の大学対抗で競う99回目の「箱根駅伝」は3日、復路が行われ、往路を制した駒沢大がトップを譲らず、2年ぶり8回目の総合優勝を果たしました。駒沢大は、去年の出雲全日本大学選抜駅伝と全日本大学駅伝も制していて、これで史上5校目の大学駅伝三冠を達成しました。さらに2日の往路に続き、復路も優勝です。
レースの詳しい結果をお伝えします。
99回目の箱根駅伝にはオープン参加の関東学生連合を含む21チームが出場し、2日間で往路・復路それぞれ5区間、あわせて10区間の217.1kmで争いました。
3日の復路は神奈川県箱根町から東京・大手町までの5区間、109.6kmで、往路優勝の駒沢大が午前8時に箱根町をスタートしました。駒沢大は、山下りの6区で1年生の伊藤蒼唯選手が区間賞の走りで2位の中央大などを引き離しました。7区以降も全員が区間5位以上の安定した走りで復路も制し、トップを譲ることなく2年ぶり8回目の総合優勝を果たしました。
駒沢大は、去年の出雲全日本大学選抜駅伝と全日本大学駅伝も制していて、これで史上5校目の大学駅伝三冠を達成です。
駒沢大 大八木監督「感無量 令和も常勝軍団と言われるように」
2年ぶり8回目の総合優勝を果たし、大学駅伝三冠を達成した駒沢大の大八木弘明監督は「最高の子どもたちから大学駅伝三冠というプレゼントをもらって感無量で本当にうれしい。今大会はエースクラスの選手2人が体調を崩して使えなかったが、それでも層の厚いチームをつくってこれた結果だ」と喜びを語りました。その上で「3年生以下には、まだいい選手が残っていて来年も優勝できると思う。令和も常勝軍団と言われるように、この力を継続していきたい」と話していました。
駒沢大 山野主将「目標ぶらさずにやってこれたことが結果に」
9区を走った駒沢大4年のキャプテン、山野力選手は「後輩たちがとても頑張っているのに自分が情けない走りをしたら示しがつかないと思ってアンカーに楽してもらうという思いで走った」とレースを振り返りました。そして、「入学前から箱根駅伝で優勝すると心に決めてこの大学に入ってきたので、4年間、目標をぶらさずにやってこれたことが結果につながったと思う」と話していました。
【総合成績(速報記録)】
1駒沢大 10:47:11
(2年ぶり8回目 総合優勝)
2中央大 10:48:53
3青山学院大 10:54:25
4国学院大 10:55:01
5順天堂大 10:55:18
6早稲田大 10:55:21
7法政大 10:55:28
8創価大 10:55:55
9城西大 10:58:22
10東洋大 10:58:26
==10位以内がシード権==
11東京国際大 10:59:58
12明治大 11:01:37
13帝京大 11:03:29
14山梨学院大 11:04:02
15東海大 11:06:02
16大東文化大 11:06:08
17日体大 11:06:32
18立教大 11:10:38
19国士舘大 11:13:56
20専修大 11:19:28
※関東学生連合 11:17:13(オープン参加)
【復路 全結果(速報記録)】
1駒沢大 5:24:01
2中央大 5:25:13
3法政大 5:26:35
4創価大 5:26:40
5順天堂大 5:27:37
6東洋大 5:27:44
7早稲田大 5:27:48
8国学院大 5:27:51
9青山学院大 5:29:12
10城西大 5:29:14
11日体大 5:29:59
12大東文化大 5:30:07
13明治大 5:30:08
14山梨学院大 5:30:23
15帝京大 5:31:09
16立教大 5:31:47
17東京国際大 5:32:09
18東海大 5:34:22
19国士舘大 5:40:40
20専修大 5:40:53
※関東学生連合 5:40:21(オープン参加)
【復路 区間賞】
▽6区 伊藤蒼唯(駒沢大) 0:58:22
▽7区 葛西潤(創価大)杉彩文海(明治大) 1:02:43
▽8区 宗像直輝(法政大)木本大地(東洋大) 1:04:16
▽9区 岸本大紀(青山学院大) 1:07:27
▽10区 西沢侑真(順天堂大) 1:08:42
区間賞 選手談話
【6区 伊藤蒼唯(駒沢大)】
6区で区間賞を獲得しトップでたすきをつないだ駒沢大の1年生、伊藤蒼唯選手は「緊張とワクワクが半分半分だったが、全力を出そうと思っていた。自分の走りができて、2位との差も50秒ほどに広げられたし、区間賞も取れてよかった」と笑顔で話していました。
【9区 岸本大紀(青山学院大)】
9区で5人を抜き8位から3位まで順位を上げて区間賞を獲得した青山学院大4年の岸本大紀選手は「全員が精一杯の走りでつないできてくれたので前の選手を『全員抜いてやる』という気持ちで走りました。目標にしていた区間新記録を達成できず悔しい気持ちもわいてきているが、区間賞をとれてしっかり自分の仕事は果たせたと思う」と話していました。
【箱根駅伝 最近10大会の総合優勝(往路/復路 優勝)】
▽2022年 青山学院大(青山学院大/青山学院大)
▽2021年 駒沢大(創価大/青山学院大)
▽2020年 青山学院大(青山学院大/東海大)
▽2019年 東海大(東洋大/青山学院大)
▽2018年 青山学院大(東洋大/青山学院大)
▽2017年 青山学院大(青山学院大/青山学院大)
▽2016年 青山学院大(青山学院大/青山学院大)
▽2015年 青山学院大(青山学院大/青山学院大)
▽2014年 東洋大(東洋大/東洋大)
▽2013年 日体大(日体大/駒沢大)
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Posted at
2023/01/03 17:57:01