
ウクライナへの軍事支援会合 ドイツの戦車 供与の判断先延ばし
2023年1月21日 5時06分
ウクライナへの軍事支援について欧米各国が話し合う会合が開かれ、焦点となっていたドイツ製戦車の供与について、ドイツは判断を先延ばしにしました。
ほかのヨーロッパの国が保有するドイツ製戦車の供与についても結論が出ず、引き続き、ウクライナへの供与が実現するかが焦点となります。
ドイツ西部にあるアメリカ軍の基地では20日、アメリカなどおよそ50か国の代表が参加してウクライナへの軍事支援について話し合う会合が開かれました。
焦点となっていたウクライナが供与を求めているドイツ製戦車の「レオパルト2」について、ドイツのピストリウス国防相は「いつ判断をするか、どのような判断になるか、きょうは言えない」と述べ、判断を先延ばしにしたことを明らかにしました。
また、ドイツの許可が必要なポーランドなどほかの国が保有する「レオパルト2」の供与について「われわれが供与を拒んでいるという印象は間違いだ」と主張し、協議をしたものの結論が出なかったと説明しました。
そのうえで、国防省に対し供与できる「レオパルト2」が国内にどのくらいあるのか調査するよう指示したとし、決断をすみやかに下すとの考えを示しました。
一方、会合を主催したアメリカのオースティン国防長官は記者会見で、各国から装甲車や防空システムの供与など新たな軍事支援の表明が相次いだと述べ「ウクライナを支援するという継続的な決意を示すものだ」と成果を強調しました。
欧米各国は軍事支援を加速させていますが、引き続き、ウクライナへ「レオパルト2」の供与が実現するかが焦点となります。
ブログ一覧 | 日記
Posted at
2023/01/22 00:48:32