いわき市の製造品出荷額 東北地方の自治体で最多に
01月30日 06時03分
新型コロナウイルスの感染拡大の影響が各地の産業に影を落とす中、最新の統計で、いわき市の製造品出荷額が東北地方の自治体で最も多くなったことがわかりました。
総務省は、毎年、製造業の企業や事業所が素材や製品を出荷した「製造品出荷額」や「加工賃収入額」それに「修理料収入額」などをあわせた金額を「製造品出荷額等」としてまとめています。
先月発表された令和2年分に関する最新の統計によりますと、いわき市の「製造品出荷額等」は8853億円でした。
前の年よりおよそ880億円、率にして9%余り減っていますが、それまでの2年間、東北地方で最も多かった仙台市を上回って、3年ぶりにいわき市が東北地方で1位となりました。
いわき市は、立地する企業の4分の1を、製品の組み立てや加工を行う企業向けに素材を生産したり供給したりしている工場が占めていることから、原材料や部品の供給が遅れるなどの新型コロナの影響が比較的少なかったことが要因と見られています。
いわき市は「施設を増やすなど生産力の拡大を図る企業を支援し、脱炭素関連など安定成長が見込める企業の誘致に力を入れていきたい」としています。
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2023/01/30 12:54:24