ジャニーズ事務所 社名変更し将来廃業へ 新会社設立し社名公募
2023年10月2日 17時32分
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ジャニー喜多川氏の性加害の問題でジャニーズ事務所は2日、都内で記者会見し東山紀之社長は現在の社名を、「SMILE-UP.(スマイルアップ)」に変更しこの会社で被害者への補償を行ったうえで、将来的には廃業すると発表しました。またタレントのマネージメントなどを行う新しい会社を設立し、社名はファンクラブで公募するとしました。
4年前に死去した、ジャニー喜多川氏の性加害問題で、ジャニーズ事務所は9月7日に続き、2日、都内で記者会見を開きました。
この中で東山紀之社長は被害者に対し改めて謝罪したうえで「自分たちでジャニーズ事務所を解体し、被害者と真摯(しんし)に向き合いながらファンの方々と未来を切り開いていく」と述べました。
そのうえで、現在の「ジャニーズ事務所」という社名については、10月17日付けで『SMILE-UP.』に変更しこの会社で被害者への補償を担っていくことを明らかにしました。
東山氏は「被害に遭われ今もなお苦しんでいらっしゃる方々の補償、救済、心のケア、これを時間がかかっても最後までまっとうさせていただきたい」と述べました。
また、「ジャニーズ」の名称がついた所属グループや関連会社についても名称を変更する考えを明らかにしました。
これによって、元社長で創業者でもあるジャニー氏の名前が、なくなることになります。
さらに東山氏は現在の事務所の今後について「被害を受けられた方々への補償をきちんと最後まで行い、廃業いたします」と述べ将来的に廃業することを明らかにしました。
一方、タレントのマネージメントなどを行う新しい会社をおよそ1か月以内に設立し、社長に東山氏、副社長に井ノ原快彦氏が就任すると発表しました。
社名についてはファンクラブで公募するということです。
またこの新しい会社には事務所の前社長の藤島ジュリー氏は出資せず、取締役にも就かないということです。
また、被害者への補償の進捗状況について東山氏は補償の受付窓口にこれまでに478人から申し出があり、被害を申告して補償を求めている人は325人で、11月から補償をスタートさせていく考えを示しました。
このほか会見の中では井ノ原氏が前社長のジュリー氏の手紙を読み上げました。
この中でジュリー氏は「このたび、被害に遭われた方々に改めておわび申し上げます」と謝罪したうえで、現在の会社の100%の株主として残ることについて「ほかの株主が入ると法を超えた救済が事実上できなくなると伺ったからでした」と説明しました。
会見は予定の2時間を超え、最後に東山氏は今後、報告できることがあれば改めて説明したいと述べました。
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2023/10/02 18:01:43