伝統の和紙で作った“菊人形”展示 二本松市
10月03日 17時13分
「菊人形」で知られる二本松市の観光施設で、伝統の和紙で作った無数の菊の花を飾りつけた“菊人形”が、3日から展示されています。
二本松市の「にほんまつ城報館」で展示しているのは、県の伝統的工芸品に指定されている「上川崎和紙」で作った“菊人形”です。
今月10日に始まる「二本松の菊人形」にあわせて伝統の和紙をPRしようと、地元の振興公社が企画しました。
高さ150センチほどの人形に、直径が5センチから8センチほどの白や赤、黄色など色とりどりの「菊」で和服をかたどっていて、本物の菊人形のように仕上がっています。
使われているおよそ2100輪の花は、公社の職員6人が先月末までおよそ4か月かけて制作したということで、和紙を染料で染め上げたあと、花びらの形に切り、3枚から4枚を組み合わせて1輪の花を作ったということです。
二本松市振興公社の吉清水朋子部長は「作っている最中は終わりが見えず、本当に完成するのかと思うこともありました。生花とは違った和紙の良さを感じてほしいです」と話していました。
上川崎和紙の“菊人形”は、来月19日まで展示されています。
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2023/10/04 12:34:24