スカイパーク、24年度から福島市直営に
2023年10月19日 08時10分
福島市はNPO法人ふくしま飛行協会が指定管理者となっている同市大笹生の農道空港「ふくしまスカイパーク」について、来年度から市の直接運営に切り替える方針を固めた。
市によると、協会が2015年度に公園内の機体展示場に見学者向けの2階部分を増築したところ、消防法の基準を満たさなくなったことが、昨年実施した市消防本部の立ち入り調査で判明。協会は今月中に2階を撤去し、元に戻す工事を完了させて改善する見込みだが、市は法令順守などの選定基準を踏まえ、指定管理者に適さないと判断した。
スカイパークは1998年に開設された。協会は2006年から指定管理者となり、滑走路などの施設管理や無線でパイロットに気象状況を伝えるフライトサービスを担ってきた。現在の委託期間は来年3月末まで。
市は直接運営に向け、フライトサービス提供に必要な航空特殊無線技士の資格取得者の確保を検討しており、「サービス低下を招かないようにしたい」(観光交流推進室)としている。
命名権の契約解除
市は18日、ふくしまスカイパークの施設命名権(ネーミングライツ)を取得しているイービーエム(東京都)と協議の結果、同日で契約を解除したと発表した。愛称「EBM航空公園」は今後使用しない。契約料金の年間130万円のうち、本年度の残り期間分は日割りで返還する。
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2023/10/20 01:37:01