
新常磐交通が来年4月いわき市内走る15路線を廃止すると発表
11月18日 18時58分
福島県いわき市を中心にバスを運行する新常磐交通は、運転手の確保が難しいなどとして、来年4月、市内を走る15の路線を廃止すると発表しました。
これは福島県いわき市に本社がある新常磐交通が、18日、会見を開き、明らかにしたものです。
新常磐交通はいわき市を中心に沿岸部の市町村や県内外の都市とを結ぶバスを運行していて、会社によりますと来年4月のダイヤ改正で、いわき市内の山間部などを走る15路線と市内で運行する133系統のうち、およそ半数の64系統を廃止し、これに伴いあわせて187便を減便するとしています。
その理由について、会社は、来年4月から始まる時間外労働の規制が強化される「2024年問題」への対応のため、多くの運転手を確保する必要がある一方で運転手がおよそ30人不足していて、いまの運行を維持するのは困難だとしています。
また、乗客の減少や燃料費の高騰などで路線バスの赤字額は昨年度の時点でおよそ2億5000万円にのぼっているということです。
新常磐交通の門馬誠常務取締役は「市民生活を守るためにプライドを持ってやってきたが限界がきてしまった。おわびしかないがバスを残すための決断でありご理解をお願いしたい」と話していました。
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2023/11/19 08:02:03