北朝鮮が「人工衛星」打ち上げを通報 22日から12月1日までに
2023年11月21日 9時50分
シェアする
21日、北朝鮮から海上保安庁に対し、22日から12月1日までの間に「人工衛星」を打ち上げると通報がありました。
落下が予想されるのは、いずれも日本の排他的経済水域=EEZの外側にある黄海や太平洋の3つの海域で、海上保安庁は航行警報を出して注意するよう呼びかけています。
目次
岸田首相「不測の事態に備え万全を期す」
沖縄県上空を通過するとみられる
目次
岸田首相「不測の事態に備え万全を期す」
沖縄県上空を通過するとみられる
過去の予告では発射は初日から3日目までに
これまでの「人工衛星」打ち上げ通報は
北朝鮮 ミサイル開発の経緯は
シェアする
海上保安庁によりますと、21日、北朝鮮の船舶の安全に関する業務を行う水路当局から海上保安庁の海洋情報部に対しメールで、22日の午前0時から12月1日の午前0時までの間に「人工衛星」を打ち上げると通報があったということです。
落下が予想されるのは、いずれも日本の排他的経済水域=EEZの外側にある北朝鮮の南西側の黄海上などの2か所と、フィリピンの東側の太平洋上の1か所のあわせて3つの海域です。
海上保安庁は、この海域を対象に航行警報を出して船舶に対し落下物に注意するよう呼びかけています。
海上保安庁によりますと、IMO=国際海事機関が定めたガイドラインでは、加盟国が航行の安全に影響を及ぼす軍事演習などを行う場合、あらかじめ通報する義務を課しているということです。
東アジア・西太平洋の海域は日本が調整国となっていて、海上保安庁が通報を受け、船舶に航行警報を出すことになっています。
北朝鮮は、ことし5月31日と8月24日に軍事偵察衛星の打ち上げを行っていますがいずれも失敗し、10月に改めて衛星の打ち上げを行うとしていましたが、実施しませんでした。
5月と8月の打ち上げの際も今回と同じ海域を対象に通報を行っていて、いずれも予告期間の初日に打ち上げが行われたことから、海上保安庁が警戒を続けています。
ブログ一覧 | 日記
Posted at
2023/11/21 10:10:29