県内初、公道で自動運転バス レベル2、田村で14日まで実証調査
2023年12月10日 09時45分
田村市で始まった自動運転バスの実証調査
田村市は9日、自動運転バスが同市船引町の公道を走る実証調査を始めた。公道での自動運転バスの実証調査は県内で初めて。二つのルート内の各停留所から誰でも無料で乗り降りすることができる。車両は定員10人。市は14日まで運行し、来年度以降の実用化に向け準備を進める方針だ。
実証調査に使われているバスは自動運転レベル2。基本的に自動走行するが、オペレーター1人がドアの開閉などを操作する。最高時速20キロ。JR船引駅北口を発着点に、船引高を通る「通学利用ルート」(延長3.1キロ)と、商業施設や病院を巡る「日中走行ルート」(同5.5キロ)で1日8便を無料運行する。
市は、高齢者を含む地域住民や観光客の公共交通サービスの充実を図り、路線バスの運転手不足問題の解決につなげようと、新たな交通手段として自動運転バスの導入を目指している。
9日に行われた出発式で白石高司市長は「将来を見据え、公共交通の総合力を身に付け、被災地復興に向けた新しい福島の姿を発信したい」と述べた。運転事業者ボードリーの佐治友基社長・最高経営責任者(CEO)らが出席した。
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2023/12/10 10:13:26