年末恒例の"すす払い" 伊佐須美神社 焼失した社殿再建に向けた動きも<福島・会津美里町>
2023年12月13日 18:30
福島県会津美里町の伊佐須美神社では、年末恒例のすす払いが始まった。社殿は15年前、火事で焼失し現在は仮の社殿だが、再建に向け新たな動きも出ている。
伊佐須美神社年末の恒例行事「すす払い」
1年間にたまったほこりやチリを落とす。内陣と呼ばれる神様を祀る場所から順に進められ、高い場所は約4メートルの笹ぼうきを使う。
伊佐須美神社・沼澤文彦宮司:「やることはまじめに丁寧にひとつひとつ掃除して、皆さんをすがすがしい気持ちでお迎えしたいと思います」
宮司の沼澤文彦さんは、神社に対し特別な思いがある。今から15年前に火事が発生し、本殿など3棟が全焼した。当時、沼澤さんは神社の職員として、復旧作業に携わった。「とても残念で残念で、もう涙が出るという所を超えてしまったという、もうどうしようもない喪失感というか大変寂しい思いでした」と当時を振り返る。
2019年から伊佐須美神社の宮司に就任した沼澤さん。再建への思いを持ち続けていたが、地元住民のサポートなどもあり、2024年の春、準備委員会が発足することになった。
伊佐須美神社・沼澤文彦宮司:「新たな一歩となることが出来たと思います。皆様方の日々の一歩が前に進めることを願いつつ、再建に向けていきたいと思います」
今後は支援を多くの人に呼びかけ、2030年までの再建を目指す。
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2023/12/13 20:41:30