
野岩鉄道 改修した車両を公開 クラウドファンディングで資金
01月11日 17時58分
福島県と栃木県日光市結ぶ野岩鉄道は、去年行ったクラウドファンディングで集まった資金をもとに改修した車両を11日、公開しました。
南会津町と栃木県日光市を結ぶ第3セクターの野岩鉄道は、1986年の開業以来日光周辺に向かう観光客や地元住民の足として利用されてきましたが年々利用者が減り続けてきたうえに新型コロナの感染拡大が重なり、経営状況が悪化していました。
会社は、客足を取り戻すために去年クラウドファンディングで資金を集めて開業以来35年以上運行してきた車両を改修し11日、公開しました。
改修された車両は過去に使っていた運転台が客席に設置され運転手の体験ができるようになっているほか、ハイキングや湯上がりの客がくつろげるよう畳の座席を設置したり、自転車や車いすを置けるスペースが設けられたりしています。
野岩鉄道営業課の室井徳男課長は、「乗って楽しい電車をコンセプトに改修を行いました。今後、家族連れなどたくさんの人に乗ってもらえたらうれしいです」と話していました。
改修車両を使った電車は今月26日から定期的に運行される予定で、会社は今後車内でのイベントなども開いていきたいとしています。
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2024/01/11 18:40:46