会津坂下町で大俵引き 400年の伝統行事
01月14日 17時35分
福島県会津坂下町で、大きな俵を引き合って、その年に収穫されるコメの出来や価格を占う伝統行事が行われました。
「大俵引き」は、400年余りの歴史がある会津坂下町の新春の伝統行事です。
毎年1月14日に開かれる初市にあわせて下帯姿の男たちが五穀豊じょうや商売繁盛を願って直径2.5メートル、長さ4メートル、重さおよそ5トンの大俵を東と西に引き合い、その結果でその年のコメの出来や価格を占います。
14日は、県内外から集まったおよそ150人が下帯姿やはっぴ姿で参加し、東の赤組と西の白組に分かれて「引き方始め」というかけ声を合図に、一斉に引き合いました。
勝負は3回行われ、赤組が勝てばコメの価格が上がり白組が勝てば豊作になるとされていて、ことしは赤組が2対1で勝って「コメの価格が上がる」結果になりました。
このあと、見に来た人たちの大俵の引き合いも行われ、大きな声援が送られるなど、盛り上がっていました。
白組で参加した会津農林高校2年の男子生徒は「人が多くて迫力があってとても楽しかった。学校の野球部で参加しましたが来年もまた参加したい」と話していました。
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2024/01/14 19:11:15