福島第一原発の廃炉計画案 協議会で東京電力の姿勢ただす意見
01月31日 17時33分
東京電力福島第一原子力発電所の廃炉の計画案などについて自治体や有識者を交えて議論する協議会が県庁で開かれ、参加した専門家からは、「燃料デブリ」の取り出し計画が3回にわたり延期されたことについて、東京電力の工程の管理のあり方や県民への説明の姿勢をただす意見が出されました。
県庁で開かれた協議会には、国や県、東京電力の担当者が出席し、廃炉の研究を担う機関や大学などの有識者、それに原発周辺の10の自治体の担当者がリモートで参加しました。
この中で今月25日に国と東京電力が3回目の計画延期を発表した2号機の「燃料デブリ」の取り出しについて、専門家からは工程の管理をどのように進めているのかなどと問う意見や、県民の関心が高い情報は計画通り進んでいなくても丁寧に説明するべきではなかったか、などと広報の姿勢をただす意見が出されました。
東京電力は、機械の調整に時間がかかっていると延期の理由を説明した上で、「課題が見えてきた点について県民にしっかりと伝えていきたい」と答えていました。
このほか、来年度から放出によって空になったタンクの解体に着手する計画も示されました。
タンクを解体したあとの土地は、3号機の「燃料デブリ」の取り出し計画に関連する施設を建設するということです。
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2024/02/01 01:11:34