「大型スーパー、緑地公園作り」 福島駅東口再開発に市民が意見
2024年02月18日 09時00分
JR福島駅周辺のまちづくりについて意見を交わす参加者
福島市のJR福島駅東口再開発事業の見直しを受け、駅周辺のまちづくりについて市民の意見を聞くタウンミーティングが17日、同市で初めて行われた。参加者からは市民が納得する形で施設を建設するよう求める意見があったほか、資材価格の高騰で規模を縮小する案に対し「中途半端な施設はいらない」との指摘もあった。
市と再開発組合の当初の計画では、大ホールを含む関連施設を一つのビルにまとめた複合棟を建設する予定だった。しかし、採算が取れないとして民間の商業施設やオフィス、ホテルが入る「権利者棟」と、市の交流・集客拠点施設となる「公共棟」の2棟に分ける案に変更。その上で集客の核となるホールの規模を縮小し、公共棟に「劇場ホール」か「コンベンションホール」のいずれかを整備する方針を示している。
タウンミーティングにはオンラインなどで公募した約100人が出席した。10グループに分かれて意見を出し合う中で、変更案への賛否に加え「中途半端な施設でイメージが悪くならないか。元の計画を実現できる方策はないのか」「大型家電店が欲しい」「子どもや高齢者の憩いの場となる緑地公園にしてはどうか」などの意見があった。また、駅西口からイトーヨーカドー福島店が撤退することを踏まえ「大型スーパーが欲しい」「東西自由通路が使いにくい」など、一体的なまちづくりを望む声もあった。
市担当者は「意見を参考に検討を重ねていく」とし、今後、意見の概要を市ホームページで公開する。市は市民一体のまちづくりに向け、町内会などを対象とした出前講座を実施するほか、若者の意見を聞くタウンミーティングも検討している。
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2024/02/18 15:39:35