鶴ヶ城の堀にたまった土砂への対策を商工会議所などが市に要望
03月01日 20時16分
鶴ヶ城の堀に流れ込んだ土砂がたまって美観を損ねているなどとして、地元の商工会議所などが会津若松市に対策を求める要望書を提出しました。
会津若松市のシンボルとなっている鶴ヶ城の天守閣の周りには、広さおよそ7万5000平方メートルの堀があり、近くを流れる川などから引いた水が流れています。
水深は深いところで3メートル以上ありますが、長年手入れがされず、流れ込んだ土砂がたまっていて、一部は陸地になって草が生い茂っています。
このため、1日、会津若松商工会議所の澁川惠男会頭と、NPO法人「鶴ヶ城を守る会」の理事長を務める弓田八平副会頭が室井市長を訪ね、「お堀も含めて、鶴ヶ城だと思うので、名城にふさわしい景観の整備をお願いしたい」と述べて、堀の底にたまった土砂を取り除くよう求める要望書を手渡しました。
これまで堀にたまった土砂を取り除く工事が行われた記録はなく、こうした工事を行っている長野県の松本城のケースでは、7年の期間と14億円の費用がかかるとされているということで、要望書を受け取った室井市長は、「すぐに決められることではないが、水質の調査は継続している」と話していました。
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2024/03/02 08:03:58