JR福島駅前の再開発 縮小した見直し案 市長が議会に説明
05月29日 19時05分
福島市と再開発組合が進めるJR福島駅東口の再開発について、福島市の木幡市長は、資材高騰などを受けて規模を縮小した見直し後の事業方針の案を、29日開かれた市議会の全員協議会に示しました。
議員からは計画を中止する考えはないのかなど厳しい質問が相次ぎました。
福島市は、再開発組合とともにJR福島駅東口にあった百貨店などの跡地について再開発計画の検討を進めていて、資材の高騰などで事業費が膨らんだことから12階建ての複合ビルの規模を縮小するほかホテルの誘致を断念するなど見直しを余儀なくされました。
29日は、木幡市長が市議会の全員協議会で見直し後の事業方針の案を説明しました。
説明では、最大1500人ほどが収容できるホールを中心に、飲食や物産店、会議室やオフィスなどが入る10階程度の複合ビルのほか、13階建ての分譲マンションと併設して立体駐車場と駐輪場を整備するなど、棟を分けて規模を縮小するとしています。
事業費は、おととしの事業計画の認可時からおよそ60億円から90億円多い550億円から580億円を見込み、令和10年度内の完成を目指しています。
議員からは▽当初に比べプラス100億円の市の出費が見込まれるが市民の理解が得られるのかとか▽計画を中止する考えはないのかなど厳しい質問が相次ぎました。
しかし協議会のあと、木幡市長は「厳しい意見が多かったが街なかは人を呼び込む力が弱く公共施設が起爆剤にならないといけない。余分な経費が生じないよう努力して市民の理解を得ていきたい」と述べ、今回の案で事業を進める考えを示しました。
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2024/05/30 00:14:40