「福島わらじまつり」有料観覧席を去年の倍以上に大幅増
06月13日 07時59分
福島市の夏祭り「福島わらじまつり」に、県外から多くの人を呼び込もうと、市は、去年初めて導入した有料観覧席を、ことしは倍以上に大幅に増やして販売しています。
毎年8月に行われる「福島わらじまつり」は、長さ12メートルの大わらじを担いで市内を練り歩き、およそ3000人の市民が「わらじ音頭」を一斉に踊る福島市を代表する夏祭りです。
福島市は去年、祭りの会場に初めて有料の観覧席を設け、2日間で延べ360席を販売しました。
ことしは、これを倍以上の948席に大幅に増やすことを決めました。
今月6日から販売が始まっていて、最も高価な1万8000円の「SS席」は、会場に面したビルの2階のデッキに設置されたテーブルを4人で利用できるうえ、お土産に福島市の特産品がもらえます。
東北地方の主な夏祭りの去年の人出は、▽秋田県の「竿燈まつり」が110万人、▽青森県の「青森ねぶた祭」が101万人を集めたのに対し、▽「福島わらじまつり」は29万人と、東北6県の中では最も少なくなっています。
福島市によりますと、「福島わらじまつり」は全国的な地名度が徐々に上がりつつあり、ゆったり見られる席を望む声が寄せられていて、市は、旅行会社のツアー商品に組み込んでもらうなどして、誘客につなげたいとしています。
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2024/06/14 06:09:29