
ニタリクジラの生肉が市場に 新捕鯨船効果で最高値?
08月27日 12時29分
ことし3月に完成したばかりの新しい捕鯨船が仙台塩釜港に入港し、27日、捕獲されたニタリクジラの生肉が仙台市の卸売市場で競りにかけられました。
ニタリクジラの生肉としてはこの市場での最高値となる1キロあたり41万円で競り落とされました。
26日、仙台塩釜港に入港した捕鯨船「関鯨丸」は船団で漁を行う捕鯨の母船で、全長112.6メートル、総トン数は9299トンあり、夏の炎天下でも屋外で行っていた解体作業を屋内で行うことができ、肉の衛生管理や労働環境の改善が図られています。
また、15トン分の肉を貯蔵するコンテナ40基と60トン分の保冷庫を備え、鮮度のよい肉を市場に出すことができるということです。
27日はこの「関鯨丸」が今月20日と21日に北海道の沖合で捕ったニタリクジラの生肉が仙台市中央卸売市場で競りにかけられ、「関鯨丸」を運航する「共同船舶」の所英樹社長が「ぜひ、みなさんにおいしいクジラの生肉を食べて頂きたい」とあいさつしました。
そして、合わせて2.1トンの生肉が競りにかけられ、最も高級でおいしいという尾っぽの肉が仙台市中央卸売市場のこれまでの最高値となる1キロあたり41万円で競り落とされました。
会場では、尾っぽの肉や赤身、ユッケを試食できるコーナーも設けられ、市場関係者が捕れたての新鮮なクジラの肉を味わっていました。
競り落とされたクジラの肉は県内のスーパーや回転ずしなどの飲食店で食べられるということです。
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2024/08/27 19:08:18