白河と棚倉結ぶ「白棚線」の廃道で地元の人と愛好家が交流
08月31日 16時35分
福島県白河市と棚倉町を結ぶバス専用道路を通る、「白棚線」の廃止された区間で、地元の人とバスの愛好家が交流する催しが白河市で開かれました。
白河市とその南東に隣接する棚倉町を結ぶ白棚線は、かつては鉄道でしたが、70年近く前、専用道路を運行するバス路線として運行を始め、今は鉄道が通っていない地域に住む高校生などを中心に利用されています。
31日は、ことし6月に廃止され、ふだん入ることができない2キロメートルほどの区間を歩く催しが開かれ、地元の人やバスの愛好家など県内外からおよそ100人が参加しました。
参加した人たちは、地元のガイドに案内されながら、廃止された路線を散策して楽しんでいました。
愛知県から参加した50代の男性は「地元のバスがバス専用道路を走行していたことから、同じような路線がないか調べて白棚線を知りました。廃道にタイヤの跡が残っているのを見ることができ、参加してよかったです」と話していました。
イベントを企画した白棚線沿線協議会の黒澤文代表は「鉄道が前身となる珍しい白棚線は、観光資源にもなると思いますし、廃道などを今後も活用しながら地域活性化につなげたいと思います」と話していました。
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2024/09/01 08:14:20