中ノ沢こけし祭り “たこ坊主”求める人でにぎわう 猪苗代町
09月08日 17時38分
「たこ坊主」とも呼ばれる独特なデザインが特徴の猪苗代町の中ノ沢こけしの販売などを行うイベントが開かれ、大勢の人でにぎわいました。
およそ100年前から続く猪苗代町の中ノ沢地区で作られる「中ノ沢こけし」は、目の周りが赤く鼻が横に膨らんだ「たこ坊主」とも呼ばれる独特なデザインが特徴で、現在、工人と呼ばれる職人8人が伝統を守っています。
この中ノ沢こけしの魅力と産地をPRしようと、2年前からイベントを開いていて、8日、温泉街などを会場に開かれたことしのイベントには、県内外から大勢の人が訪れました。
メイン会場の体育館では、工人みずから販売ブースに立ち、集まった若者からお年寄りまでの幅広い年代の愛好家に説明をしながら販売していました。
中ノ沢こけしは、これまで、隣接する福島市の土湯地区で作られる「土湯系」に分類されていましたが、土湯のこけし工人の組合から独立を認められて2018年から中ノ沢こけしを名乗っています。
こけし業界は今、幅広い年代の愛好家が増えて「第3次こけしブーム」とも呼ばれていて、手の指ほどの大きさで、場所を問わず飾りやすいサイズの人気が高まるなど楽しみ方も変化しているということです。
SNSでつながっている全国のこけし仲間と訪れた東京の50代の女性は「こうした大々的な販売会は少なく、ここでしか買えないこけしがたくさんあって楽しいお祭りです」と話していました。
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2024/09/09 20:43:49