衆議院福島4区 自民の吉野氏 健康上の理由で次期立候補せず
09月30日 20時44分
衆議院福島4区の現職で、復興大臣を務めた自民党の吉野正芳氏(76)が、健康上の理由で政治活動を続けるのが難しくなったなどとして、次の衆議院選挙に立候補せず、政界を引退することになりました。
これは、30日、吉野氏の後援会が地元のいわき市で開いた会議で明らかにしました。
会議には吉野氏は出席せず、後援会の会長が吉野氏本人のメッセージを代読しました。
この中で、吉野氏は「数年前から公務の合間をぬって体力の回復に努めてきたが、自分の公約や政治信条を訴えて回ることを完全にやり遂げることだけの確信を持てなくなった」とし、健康上の理由から政治活動を続けることが難しくなったとして、9月初旬に次の衆議院選挙に立候補しないことを党本部に伝え政界からの引退を決めたということです。
吉野氏は、いわき市出身の76歳。
県議会議員を3期務めたあと、平成12年の衆議院選挙で初当選し、平成29年からは復興大臣を務め復興庁の設置期限の10年間の延長や復興財源の確保などに尽力しました。
前回・3年前の衆議院選挙では、選挙活動中に足の骨を折るけがをし、当選後は車いすで登院するなどしていました。
後援会によりますと、最近は自宅で療養を続けているということです。
吉野氏は、引退について、「震災の被災地を選挙区とする国会議員として復興創生の途上にあるふるさとの現状を鑑みると悔しく残念な思いだ」とし、後継については党本部と自民党福島県連に判断を委ねるとしています。
県連は、後継の候補者を、1日にも発表することにしています。
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2024/09/30 20:50:52