衆議院福島2区 自民党の根本匠氏 次の衆院選に不出馬表明
09月29日 18時08分
福島2区の衆議院議員で、厚生労働大臣や復興大臣を務めた自民党の根本匠氏(73)が29日、郡山市で記者会見し、当面の国政上の課題について道筋をつけたなどとして、次の衆議院選挙に立候補しない考えを明らかにしました。
根本氏は29日、地元の郡山市で会見を開き、「次の復興創生期間の施策と財源の確保の道筋をつけ、当面の国政上の課題に一区切りがついた」と述べ、次の衆議院選挙に立候補しない考えを明らかにしました。
根本氏は、郡山市出身の73歳。
旧建設省の職員を経て平成5年の衆議院選挙で初当選し、これまでに9回、当選しています。
東日本大震災後の平成24年から復興大臣を、平成30年からは厚生労働大臣を務め、去年から自民党の復興加速化本部の本部長として、震災復興に重点的に取り組む「第2期復興・創生期間」が終わった後の復興予算の確保を政府に求める提言を取りまとめるなど、復興政策の司令塔を担ってきました。
会見で、根本氏は、岸田派の事務総長として支えてきた岸田総理が今回の総裁選に立候補しなかったことや自身の年齢を踏まえ、「時代は大きな転換点にあり、次の世代に松明を引き継いでいくべきではないか。世代交代のうねりも決断を強く後押しした」とも述べ、「全力投球でやってきて、思い残すことはない。福島から声を上げる、福島から国を動かすのが私の政治信条だ」とし、今後も政治活動は続ける考えも示しました。
一方、福島2区の後任については「自民党福島県連と党本部に委ねている。指名もしないし、手続きには関与しない」と述べるにとどめました。
自民党福島県連は、後継の候補者選びを進めることにしています。
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2024/09/30 20:54:10