
「二本松の菊人形」始まる 紫式部テーマに2万株が彩る
10月10日 15時24分
福島県二本松市では色とりどりのキクの花で飾りつけた人形を展示する菊人形展が、10日から始まりました。
「二本松の菊人形」は、観賞用のキクの栽培が盛んな二本松市で昭和30年から開かれていて、68回目となることしも霞ヶ城公園で、10日から始まりました。
ことしはNHKの大河ドラマの主人公でもある「紫式部」をテーマに、紫式部の生涯など7つの作品が展示されています。
このうち、「五節の舞」は、宮中の行事の1つとされ、紫式部を含む若い女性たちが天皇の前で舞を披露する様子を再現しています。
色とりどりのキクの羽織をまとって踊る女性たちが印象的で、華やかな宮中の雰囲気が表現されています。
人形はあわせて25体で、彩りを保つために10日から2週間ごとにキクを入れ替え、期間中にはおよそ2万株のキクが使われるということです。
市内から訪れた60代の女性は「毎年、開幕の日に来ていますが、初日は花がきれいで見応えがあります」と話していました。
市観光課の河原隆課長は「ことしは暑さでキクの生育が心配されましたが、今のところ色づきもよく順調です。今月下旬から来月にかけてが見ごろなので、ぜひ多くの方に来てほしい」と話していました。
「二本松の菊人形」は、来月20日まで開かれています。
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2024/10/10 18:48:28