岩手・宮城内陸地震から17年 遺族が慰霊碑訪れ追悼 宮城 栗原
2025年6月14日 11時51分
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17人が死亡し、6人が行方不明となっている岩手・宮城内陸地震から、14日で17年です。大きな被害を受けた宮城県栗原市では、遺族などが慰霊碑を訪れ、犠牲になった人を追悼しました。
2008年6月14日に発生した岩手・宮城内陸地震では、岩手県奥州市と宮城県栗原市で、最大震度6強の揺れを観測し、大規模な土砂災害も起きて17人が死亡し、6人が今も行方不明のままです。
14日で地震から17年となり、栗原市では、大規模な土石流で宿泊客や従業員、合わせて7人が死亡した旅館「駒の湯温泉」近くにある慰霊碑に、遺族などおよそ60人が集まりました。
集まった人たちは花を手向けたあと、地震が起きた午前8時43分に合わせて黙とうをささげ、焼香していました。
「駒の湯温泉」の経営者で母と兄を亡くした菅原昭夫さんは「もう会えないですが、また話したいなという思いで冥福を祈りました。自分が被災者になるとは思っていませんでしたし、時間を戻してほしいと思うほどつらい経験でした。災害は、いつ誰にふりかかるかわからないので、備えを十分にしてほしいです」と話していました。
「駒の湯温泉」の従業員だった母を亡くした菅原恵美さんは「17年たっても母に会いたい気持ちは変わらず、生前、母が好きだった缶コーヒーと白い花を供えて、会いたいなと思いながら手を合わせました。6月14日には地震のことを思い出してほしいです」と話していました。
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2025/06/14 20:41:33