南会津町 全スキー場当面継続へ 住民の反対受け閉鎖から一転
06月16日 16時18分
南会津町は利用客の減少などから閉鎖の方針を示していた町内の2つのスキー場について、地元から存続を求める声が上がっていることを受けて公費による負担を減らしながら当面、運営を継続する方針を決めました。
南会津町には町の第3セクターなどが運営する4つのスキー場がありますが、町は財政負担の軽減などを理由に去年12月、だいくらスキー場と高畑スキー場の2つを閉鎖する方針を示しました。
一方、地元経済への影響が大きいなどとして地元の住民団体が閉鎖に反対する8900人余りの署名を集めたほか、町議会でも見直しを求める意見が出るなど反対の声が相次いでいました。
これを受けて町は方針を見直し、4つすべてのスキー場についてリフトなどの施設の維持に最低限、必要な経費のほかは新たに資金投入はせずに、来年度から5年間は当面、運営を継続する方針を決めました。
町は今後、地元の宿泊業者や住民団体などと協議を進め、利用料金を引き上げるなどの財源確保に取り組むほか、来年度以降、設備を一部廃止するなどの経費削減を行って経営改善を図ることにしています。
また、6年後以降の継続については今後の経営状況を踏まえて改めて判断するとしています。
地元の住民団体の代表を務める湯田浩和さんは「今後、関係者一丸となって愛されるスキー場づくりに取り組んでいきたい」とコメントしています。
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2025/06/17 06:19:34