大相撲 春場所が初日 新大関 御嶽海が白星スタート
2022年3月13日 20時53分 大相撲
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大相撲春場所が初日を迎え、新大関の御嶽海は平幕の逸ノ城に勝って白星でスタートしました。
中入り後の勝敗です。
▽輝に一山本は一山本が寄り切りで勝ちました。
▽錦木に新入幕の荒篤山は錦木が押し出し。
錦木は「初日から1勝できたのはうれしい。ちょっと緊張はしたが、稽古のとおりやれば大丈夫だと思っていた。勝ち越しを目指したい」とはきはきと答えていました。
荒篤山は黒星スタートとなり「立ち合いがよくなかった。あすからは強く当たれるように頑張りたい」と切り替えていました。
▽天空海に栃ノ心は栃ノ心が押し倒し。
▽豊山に千代の国は豊山が押し出し。
▽千代丸に琴勝峰は琴勝峰が押し出し。
返り入幕の琴勝峰は「動きのある相手だとわかっていたので、相手をよく見て、思ったとおりに体が動いてよかった」と冷静に振り返りました。
▽琴恵光に千代大龍は千代大龍がつり出しで勝ちました。
▽妙義龍に照強は照強が引き落とし。
▽志摩ノ海に碧山は碧山が寄り切り。
▽翔猿に若元春は翔猿が押し倒し。
▽千代翔馬に佐田の海は千代翔馬が首投げ。
▽高安に隠岐の海は高安が上手投げで勝ちました。
▽北勝富士に琴ノ若は琴ノ若が寄り切り。
▽宝富士に石浦は宝富士がはたき込み。
近畿大学出身の宝富士は2年ぶりの大阪開催に「久しぶりの大阪で緊張もあったが、相手を見て相撲を取れた。場所を少しでも盛り上げられたらと思う」と明るく答えていました。
▽霧馬山に遠藤は霧馬山が寄り切り。
▽隆の勝に明生は明生が上手出し投げ。
▽阿武咲に新関脇の阿炎は阿武咲が押し出しで勝ちました。
阿武咲は「しっかり集中できているし、地に足がついている。1番1番集中してやるだけ」と冷静に話していました。
敗れた阿炎は「あすから、また1からやり直さないといけない。落ち込んでいる暇はない」と落ち着いて話していました。
▽新関脇の若隆景に玉鷲は若隆景が突き落とし。
若隆景は自己最高位で迎えた場所に「特に意識はない。1番1番自分の相撲を取るだけ」と気負いはありませんでした。
▽逸ノ城に新大関の御嶽海は、御嶽海が押し出しで勝って大関の初日を白星で飾りました。
▽宇良と大関 貴景勝は貴景勝が押し出し。
今場所を角番で迎えた兵庫県出身の大関 貴景勝は大阪府出身の宇良に勝ち「全力を出すことを考えてやった。始まったばかりなので、あまり何も考えずにいきたい」と淡々と答えていました。
一方、敗れた宇良は「元気な姿を見てもらえるように頑張りたいと思う」と地元の場所での奮起を誓いました。
▽大関 正代と大栄翔は大栄翔が押し出し。
三役から転落し、前頭筆頭で臨む大栄翔は大関 正代を破り「久々の大阪でいい雰囲気を味わいながらいい相撲をとれてよかった。1場所で絶対に三役に戻るという気持ちで来ているので、ここからしっかり頑張っていきたい」と気合い十分でした。
角番の大関2人、貴景勝は勝ちましたが、正代は敗れました。
▽横綱 照ノ富士に新小結の豊昇龍は、照ノ富士が寄り切りで勝ちました。
横綱 照ノ富士は「落ち着いて取れた。2年前の大阪での場所は十両だったので、大阪の方々に横綱の姿を見せられてよかった。今場所も集中していきたい」と話していました。
春場所は新型コロナウイルスの影響でおととしは無観客で、去年は東京で行われ、ことしは3年ぶりに大阪で観客を入れて開催されます。
大阪では3年ぶりに観客を入れて春場所開催
大阪で3年ぶりに観客を入れて行われる大相撲春場所が13日初日を迎え、開催を待ち望んでいた多くのファンが会場を訪れました。
大相撲春場所は、毎年、大阪市浪速区の大阪府立体育会館で行われてきましたが、新型コロナウイルスの影響でおととしが無観客、去年が東京での開催となりました。
ことしは会場の定員数を通常の75%、5500人程度としたうえで、座席での食事を禁止するなどの感染対策を取って、大阪で3年ぶりに観客を入れて行われることになりました。
初日の13日は、開催を待ち望んでいた多くのファンが続々と会場を訪れ、久しぶりとなる大阪での相撲観戦を楽しみにしていました。
このうち大阪 寝屋川市の女性は「力士の姿を見ることができて春が来たなと感じる。地元出身の宇良に期待しているので、拍手で応援したい」と話していました。
また、京都から家族で見に来た小学5年生の男の子は「現地で観戦するのは初めてなので楽しみ。迫力や音を感じたい」と話していました。
さらに、小学生のときから大相撲のファンだという大阪 河内長野市の70代の男性は「楽しみで昨夜は3時間しか寝られなかった。荒れる大阪場所らしく、最後まで分からない優勝争いを期待したい」と話していました。
ことしの春場所は、観客の数を制限する一方で、チケットを持っていなくてもタオルなどのグッズを買うことができるコーナーを初めて設けるなど、新たなファンサービスも始まっています。
日本相撲協会 八角理事長「ファンが待っていてくれた感じ」
日本相撲協会の八角理事長は、2年ぶりの大阪開催となった春場所について「ファンが待っていてくれたという感じがする。2年もたつと幕内の顔ぶれもだいぶ変わるが忘れられないでよかった」と話していました。
初日を白星でスタートした新大関の御嶽海については「立ち合いに思い切りがなく、ちょっと緊張していた。ただ最初は内容よりも勝つことが大事でまた、あすから自分の力を出し切ればいい」と述べました。
そのうえで自身の経験を踏まえて「優勝の経験と、大関として戦うのはまた違う。関脇以下の時は思い切りやって優勝できたが、大関としての緊張感の中で、難しい地位で優勝するのはまた違う」と話していました。
尾上親方が新型コロナに感染 春場所休場
大相撲の尾上親方が新型コロナウイルスに感染したことが確認され、13日から始まった春場所を休場することになりました。
尾上部屋では力士2人の新型コロナウイルスの感染が確認されていましたが、元小結 濱ノ嶋の尾上親方が検査の結果、新たに陽性と判明したということです。
尾上親方は13日から大阪で始まった春場所を休場することになりました。
尾上部屋では所属する力士13人全員が春場所を休場しています。
Posted at 2022/03/14 12:33:24 | |
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