
センバツ高校野球 一日遅れで開幕 開会式の行進は6校のみ
2022年3月19日 10時45分 センバツ
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センバツ高校野球が19日、甲子園球場で開幕し、去年に続いて1日目に試合がある6校のみが行進する形式で開会式が行われました。
94回目となることしのセンバツは、天候不良のため日程が一日順延となり開会式が19日午前9時から兵庫県西宮市の甲子園球場で行われました。
新型コロナウイルスの感染対策のため去年に続いて出場32校のうち1日目に試合がある6校のみが参加し、外野に間隔を開けて並んだ状態から入場行進曲のYOASOBIの「群青」に合わせて内野まで行進しました。
残る26校は学校のグラウンドで事前に撮影した行進の映像などが球場内のビジョンに映し出され、チーム内で新型コロナの感染がひろがった京都国際高校に代わって直前に出場が決まった滋賀の近江高校は選手たちの写真が映し出されました。
選手宣誓は岡山の倉敷工業のキャプテン、福島貫太選手が務め「甲子園に立つまでにたくさんの方々に支えてもらいました。いま、野球ができているのもその人たちのおかげです。聖地・甲子園という舞台に立てることに感謝します。大好きな野球ができることに感謝します。甲子園に立つ喜びを胸に、最後まで諦めることなく、正々堂々とプレーすることを誓います」などと力強く宣誓しました。
ことしの大会は甲子園球場のある兵庫県の決定などを踏まえ、開幕当初は2万人とする観客の上限を今月22日から撤廃する一方、選手や大会関係者を対象に最大3回のPCR検査を実施するなど感染対策をとるなかで開催されます。
大会は2日の休養日を含め13日間の日程で行われ、決勝は31日の予定です。
倉敷工業 福島貫太主将 選手宣誓の全文
「宣誓。夢と志が人生をつくる。
当たり前だった日常が失われて3年がたちます。
いまなお世界中でパンデミックが起こり、多くの人たちが苦しみや困難に立ち向かっています。
それでも私たちは一歩ずつ歩んできました。
甲子園に立つまでに、たくさんの方々に支えてもらいました。
いま、野球ができているのもその人たちのおかげです。
聖地・甲子園という舞台に立てることに感謝します。
大好きな野球ができることに感謝します。
そして、私たちの最大の理解者、応援してくれている家族に感謝します。
ありがとう。
夢や志を持ち続け、これからの未来に向かって、1日、1分、1秒を大切に歩んでいきます。
ファイティングスピリット。
フレンドシップ。
フェアプレー。
甲子園に立つ喜びを胸に、最後まで諦めることなく、正々堂々とプレーすることを誓います」
選手宣誓を務めた岡山の倉敷工業のキャプテン、福島貫太選手は、オンラインで取材に応じ「選手宣誓の場所に立ったときは足が震えましたが、最後まで言えてよかったです。“ありがとう”の部分に最も力を入れました。家族や監督など陰で支えてくれている人に感謝を伝えたいと思っていました。本来であれば、きのうが本番でしたが、さらに練習して最大の準備をしてきょうの本番に臨めました」と話していました。
Posted at 2022/03/19 11:52:25 | |
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