センバツ 只見高校の応援団が甲子園へ出発
03月21日 16時28分
センバツ高校野球の初戦を22日に控え、21世紀枠で初出場する只見高校の生徒や保護者らが、甲子園球場に向けて出発しました。
只見高校は、会津地方の学校として63年ぶりにセンバツ高校野球に出場し、22日、大会4日目の第3試合で岐阜の大垣日大高校と対戦します。
只見町では、21日午前6時前に、おそろいの公式応援グッズを身につけた選手らの保護者たちが野球部の出発式が行われた只見振興センターに集まり、「只見」の文字を刺繍したユニフォーム型の飾りをつけた千羽鶴などをバスに積み込んで、甲子園球場に向けて出発しました。
2年生のキャッチャー、山内友斗選手の父親は、「選手たちと同じように気合い十分です。雰囲気にのまれないよう頑張って応援します」と話していました。
さらに午前8時には、アルプス席で試合を観戦するツアーに申し込んだ人たちが、JR只見駅前からバスで出発し、会津若松駅から駆けつけたJRの職員が横断幕を掲げて見送る中、東北新幹線の駅に向かいました。
ツアーに参加した地元の74歳の女性は、「選手たちは会津の星です。現地で観戦できない人の分まで、精一杯応援してきます」と話していました。
また、父親と参加した小学3年生の男の子は、「甲子園も、都会に行くのも初めてなので、とても楽しみです。大きな声で応援します」と話していました。
このあと正午からは、只見高校の生徒や卒業生、それに教諭ら56人が、只見振興センターで出発式を行い、頭上に広げたおそろいのマフラータオルを校歌に合わせて左右に揺らす応援の練習をしたあと、全員でこぶしを突き上げて「えいえいオー」という掛け声をかけ、3台のバスに分乗して関西方面に向かいました。
2年の男子生徒は、「いつも一緒にふざけあっている友達が、甲子園の舞台で輝く姿を見るのが楽しみです。大きな声は出せませんが、気持ちが伝わるよう応援します」と話していました。
Posted at 2022/03/21 18:36:48 | |
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