政府 東北電力管内にも初の「電力需給ひっ迫警報」節電協力を
2022年3月22日 12時17分 宮城 福島 震度6強
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政府は、22日の電力需給が極めて厳しい状況だとして、東京電力の管内に加えて東北電力の管内にも初めてとなる「電力需給ひっ迫警報」を出しました。
家庭や企業にできるかぎりの節電に協力するよう呼びかけています。
関東地方では22日、低気圧と寒気の影響で気温が下がり、暖房などの電力需要が増えています。
一方、今月16日の地震の影響で、東京電力管内に電力を送る、福島県にある広野火力発電所6号機、相馬共同火力発電の新地火力発電所の1号機は今も運転停止の状態が続いています。
このため政府は21日夜、電力供給の余力が低く、供給力を確保できなければ大規模な停電につながるおそれもあるとして初めて「電力需給ひっ迫警報」を出しました。
東京電力によりますと、管内の電力の供給力に対する需要の割合を示す「使用率」は午前10時台の実績で101%となりました。
データの上では電力の需要実績が供給力を上回っている厳しい状況です。
政府は、午前8時から午後11時までの間東京電力管内の家庭や企業にできるかぎりの節電に協力するよう呼びかけていて、10%程度、電力の使用量が減れば安定供給を確保できるとしています。
節電への協力は、東京電力管内の茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、山梨県、それに富士川より東の静岡県の1都8県が対象となっています。
また、東北電力の管内でも地震の影響で一部の発電所が停止していることに加え、気温が低下していることから政府は東京電力管内に続き東北電力管内にも「電力需給ひっ迫警報」を出しました。
政府は、節電の具体的な対策としては、家庭や職場などで不要な電気や暖房を消すこと、暖房の設定温度を20度にすること、テレビを見る際には画面の明るさの設定を変えることなどを求めています。
Posted at 2022/03/22 12:47:33 | |
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