「県民割プラス」3月25日予約再開 観光面から地震被災地支援
2022年03月23日 09時55分
内堀雅雄知事は22日の定例記者会見で、県民が県内の旅館などに宿泊する際の費用の一部を補助する「県民割プラス」を28日から再開すると発表した。新型コロナウイルスの長期化に加え、本県沖を震源とする16日の地震でさらなる経済への影響が懸念される中、観光需要を刺激して地域経済の回復につなげる。25日から予約を受け付け、4月29日チェックアウト分までを対象とする。
内堀知事は、今回の地震が宿泊施設にとって、昨年2月の本県沖地震から復興を進める中での被害だったと指摘。さらに、新型コロナによる宿泊客の低迷が続く中、19~21日の3連休も予約のキャンセルが相次いだと説明した上で「追い打ちをかけられた状況」と述べ、県民割プラスを再開する意義を強調した。
県民割プラスは当初、3月10日までを事業期間としていたが、オミクロン株の感染拡大を受けて1月25日から新規予約を停止していた。県内では、1日の新規感染者が前の週の同じ曜日を下回る日が続き、感染状況が落ち着きつつある。また全国の都道府県の約半数が県民割事業を再開させていることも、再開の判断材料の一つとした。
県民割プラスは県内在住者が対象で、1泊5000円以上の宿泊に対して宿泊額に応じて2500~1万円を補助する。宿泊者には、地元の土産物店などで使える2000円分のクーポン券を配布する。県は10万泊分用意した。
「ワクチン・検査パッケージ」は維持する。チェックイン時にワクチンの接種済み証明書か、PCR検査などの陰性証明書の提示が必要になる。
内堀知事は感染防止対策の徹底を求めながら「日ごろの心身の疲れを癒やすとともに、県内観光地の支援にもお力添えをいただきたい」と呼び掛けた。
問い合わせは県民割プラス事業サポートセンター(電話0570・000・337、午前9時半~午後5時半)へ。詳細は特設サイト「福島県 県民割プラス」で確認できる。
Posted at 2022/03/23 15:06:35 | |
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