
新幹線脱線事故 現場から車両移動始まる
03月27日 13時07分
震度6強を観測した地震で東北新幹線が宮城県内で脱線した事故で、新幹線の車両を現場から最寄りの駅に移動させる作業が始まりました。
JRによりますと27日は、あわせて4両の車両の移動が完了したということです。
東北新幹線は、3月16日の地震で宮城県白石市内を走行中の17両編成の下り列車が脱線し、乗客4人がけがをしました。
現場では、3月20日から脱線した16両の車両をレールに戻す作業が行われていて、27日からおよそ2キロ離れた白石蔵王駅に移動させる作業が始まりました。
仙台方面に向かって先頭の車両と2両目の車両がけん引するための作業車に連結されて引っ張られながらゆっくりと進み、20分ほどかけて駅に到着しました。
その後も、作業車は脱線現場に戻り新幹線の車両を2両移動させる作業を行い、JRによりますと27日は、あわせて4両の車両の移動が完了したということです。
JR東日本によりますと、今後、脱線した車両をレールに戻す作業は、ジャッキに加えクレーンも使って行われ、4月2日ごろには、すべての車両を現場から移動させられるということです。
そして、レールなどの復旧状況をみながら宮城県利府町にある新幹線総合車両センターに運ぶ予定だということです。
東北新幹線は福島県の郡山駅と岩手県の一ノ関駅の間が現在も不通となっていて、JR東日本は4月20日前後の全線での運転再開を目指しています。
Posted at 2022/03/27 18:55:34 | |
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