
菅野主将「来季は県民とB1で」 ボンズ、初のプレーオフ進出決定
2022年04月04日 09時00分
プレーオフ進出を喜ぶ福島ファイヤーボンズの選手とスタッフ=3日午後、福島市・あづま総合体育館
バスケットボールの福島ファイヤーボンズが2016年のBリーグ参入後、初めてプレーオフ進出を決めた。福島市のあづま総合体育館で3日に行われたリーグ戦で、アースフレンズ東京Zに快勝して切符をつかみ取り、選手たちは「ブースター(観客)の支えがあってこそ」と感謝した。
プレーオフに進出できるのは、東地区3チームと西地区3チーム、ワイルドカード2チームの計8チーム。5月にトーナメントで行われ、上位2チームがB1に昇格する。
福島にとってB1昇格は悲願だ。菅野翔太主将(二本松市出身)は「来季は県民の皆さんとB1で戦いたい」とプレーオフに懸ける決意を語った。
残り9試合を残して東地区3位以内を確定させ、プレーオフ進出を決めた福島。今季は新加入のジェイソン・ウォッシュバーンらが得点源となり、1月からは9連勝を飾るなど躍進を遂げた。ただ、決して楽なシーズンではなかった。
3月には選手10人が新型コロナウイルスに感染し、練習や試合ができない日々もあった。森山知広ヘッドコーチは「(3月は)タフな時期だったが長期離脱もなく、選手13人とスタッフ6人で成長し、ここまで来ることができた」とチームの奮闘をねぎらった。
この日は約800人のブースターがメガホンやタオルを手に持ち、選手を後押しした。家族で応援に訪れた郡山市の小山信太郎君(11)は「これからも全員で力を合わせて勝ってほしい。プレーオフも応援に行きたい」と笑顔を見せた。
残るリーグ戦での目標は東地区2位以内だ。「一つも負けられない戦いが続く。次戦からさらにステップアップしていきたい」と菅野主将。多くのブースターの期待を背負い、ホームでのプレーオフ開催、そしてB1昇格へと高みを目指して突き進む覚悟だ。
Posted at 2022/04/04 12:34:37 | |
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