
日本赤軍の重信房子元最高幹部 20年の刑期を終えて出所
2022年5月28日 9時21分
数々の国際テロ事件を起こした日本赤軍の重信房子元最高幹部が20年の刑期を終えて28日出所しました。日本赤軍については解散を宣言していますが、現在もメンバー7人が逃亡していて警察当局が警戒を続けています。
出所したのは、日本赤軍の重信房子 元最高幹部(76)です。
1974年にオランダで大使館が占拠された事件に関わったとして、殺人未遂などの罪で、懲役20年の実刑判決を受けて服役していましたが、刑期を終えて午前8時前に東京・昭島市にある「東日本成人矯正医療センター」から迎えの車に乗って出ました。
施設の前には、20人余りの支援者が集まったほか、近くには抗議する団体もみられました。
服役中に4回がんの手術をしたということで、出所後の取材に対して、「生きて出てきたなと実感しています。50年前、人質を取るなどして被害を与えたことをおわびします。今後は治療に専念し、反省するとともに好奇心を持って生きていきたいです」などと話していました。
日本赤軍について、重信元最高幹部は2001年に解散を宣言していますが、現在もメンバー7人が逃亡を続けています。
警察当局は、メンバーの動画を公開するなどして情報提供を呼びかけるとともに、テロ組織としての危険性に変わりはないとみて、元幹部の今後の動向などを注視し、警戒を続けることにしています。
Posted at 2022/05/28 10:00:16 | |
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