
オリックス山本由伸 ノーヒットノーラン達成 今季4人目
2022年6月18日 16時50分 プロ野球
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プロ野球、オリックスの山本由伸投手が18日、埼玉県所沢市のベルーナドームで行われた西武戦でノーヒットノーランを達成しました。プロ野球でのノーヒットノーラン達成は史上86人目、97回目。今シーズンは4人目となります。
プロ6年目の山本投手は今シーズン2年連続の開幕投手を務め西武戦の先発は今シーズン12回目の登板でした。
山本投手は西武打線を相手に150キロを超えるストレートと落差のあるフォークボール、それにカーブを軸にピッチングを組み立て8回までヒットを1本も許しませんでした。
そして、9回は先頭の代打、呉念庭選手をファーストゴロに打ち取ると続く代打の森友哉選手を155キロのストレートで見逃し三振、1番の川越誠司選手を変化球でファーストゴロに打ち取ってノーヒットノーランを達成しました。
山本投手は5回にフォアボールでランナーを出しましたが28人のバッターと対戦してヒットを1本も許さず三振を9つ奪い、球数は102でした。
試合はオリックスが2対0で勝ちました。
「ドキドキしながら投げていた。喜びすごく大きい」
試合後のヒーローインタビューで山本由伸投手は「9回まですごく集中してドキドキしながら投げていたので喜びがすごく大きい。チームは連敗していたがとにかく自分のできることを全力でやろうと思っていた。立ち上がりにすっといい感じで入ることができたのでそれが最後までいい流れになったと思う。きょうは打たれる気がしていたので最後まですごく緊張した。粘り強く投げていたら点を取ってくれると思っていたので先制点を取ってくれてすごく投げやすかった」と話していました。
昨季は「沢村賞」 パ・リーグMVPにも選出
山本由伸投手は岡山県出身の23歳。
宮崎県の都城高校から平成29年にドラフト4位で入団しました。
プロ2年目には中継ぎでリーグ2位の32ホールドを挙げ、先発に転向した3年目には防御率1.95で最優秀防御率のタイトルを獲得。
おととしは149個の三振を奪って最多奪三振のタイトルに輝きました。
5年目の昨シーズンは、5月からは負けなしの15連勝をマークして18勝5敗で最多勝をはじめとした投手部門の4つのタイトルを獲得し、絶対的なエースとしてチームの25年ぶりのリーグ優勝の原動力となりました。
また、最も活躍した先発完投型のピッチャーに贈られる「沢村賞」も受賞し、シーズン終了後にパ・リーグのMVPに選ばれました。
山本投手は落差のある変化球と勢いのあるストレートが持ち味で今シーズン、この試合まで11試合に先発し6勝3敗、防御率1.72の成績を残していました。
シーズン4人の達成は79年ぶり 2リーグ制では初めて
シーズンで4人のピッチャーがノーヒットノーランを達成するのは昭和18年以来79年ぶりで、2リーグ制になってからは初めてです。
今シーズンは4月10日にロッテの佐々木朗希投手が完全試合でノーヒットノーランを達成し、先月11日にソフトバンクの東浜巨投手、今月7日にDeNAの今永昇太投手が達成していて、オリックスの山本由伸投手は今シーズン4人目の記録達成です。
これまでの最多は1リーグ制だった昭和15年の5人です。
Posted at 2022/06/18 19:06:26 | |
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