
宮城 大崎 7年前と3年前にも堤防決壊 堤防強化の工事予定も…
2022年7月17日 17時16分 気象
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15日からの記録的な大雨で川の堤防が決壊した宮城県大崎市では、浸水した住宅などで住民が片付けをしていました。
宮城県大崎市を流れる名蓋川は、15日からの記録的な大雨の影響で市内の古川で堤防が決壊し、矢目地区では田んぼや住宅などが浸水しています。
近くに住む70歳の男性の住宅は、1階の床よりも高い50センチほどの高さまで浸水し、家の中にある冷蔵庫や農作業に使う機械を保管している作業場などが水につかったということです。
住宅では17日朝、男性と家族が冷蔵庫から水につかった物を取り出すなどの片付け作業に追われていました。
この地区は以前も大雨で浸水したことがあるということで、男性は、「水につかって農業用の機械がダメになってしまいました。高価な機械もあるので補償についての情報を出してもらいたい」と話していました。
宮城県知事 浸水状況を視察
宮城県の村井知事は記録的な大雨で川の堤防が決壊した大崎市を訪れ浸水の状況などを確認しました。
村井知事は17日午後、名蓋川の堤防が決壊した大崎市古川を訪れ広範囲で浸水した矢目地区の状況を大崎市の伊藤康志市長や地元の関係者などと一緒に確認しました。
県によりますと、この地区の名蓋川の堤防は7年前の「関東・東北豪雨」と3年前の台風19号の際にも決壊していて、地元の関係者は村井知事に対し「このままではここに住めなくなる」などと訴えていました。
県は今年度、堤防を強化する工事を実施する予定だったということで、村井知事は「名蓋川は県が管理する河川で、非常に大きな責任を感じている。4度目の決壊がないよう、計画的に早いうちから対策をとっていきたい」と話していました。
また、大崎市の伊藤市長は「被災者から安全性を抜本的に高めてほしいと言われた。知事と課題を共有できたので地域の方が安心して住み続けられるよう連携して取り組んでいきたい」と話していました。
Posted at 2022/07/17 20:45:45 | |
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