
23日からの「相馬野馬追」を前に14歳の総大将 元服式
07月22日 18時27分
相馬地方伝統の夏祭り「相馬野馬追」が23日から3年ぶりに通常の規模で開催されるのを前に、ことしの祭りで初めて総大将を務める、14歳の相馬言胤さんの元服式が行われました。
地元で「殿」とも呼ばれる総大将は、祭りで騎馬武者を率いる役で、ことしは相馬家の33代当主・相馬和胤さんの孫、言胤さんが初めて務めます。
22日は相馬市の相馬中村神社で、言胤さんが数え年で15歳になったことにあわせて成人となる儀式、元服式が行われ、およそ30人の騎馬武者などが参加しました。
本殿で行われた式では、宮司が初陣を祝う祝詞をあげたあと、言胤さんに成人の象徴として烏帽子をかぶせました。
続いて、境内で初陣を祝う宴が開かれ、言胤さんは「領地は度重なる災害に見舞われ、さらには疫病による災害も続いている。そのような中で領民の強い希望となるよう、あすの野馬追祭では団結の精神を皆に示してほしい」と挨拶し、騎馬武者たちからは「よし」というかけ声と拍手があがりました。
このあと、言胤さんは大勢の騎馬武者たちから祝いの言葉をかけられていました。
ことしの「相馬野馬追」は、23日から3日間、通常の規模で開催されます。
言胤さんは「無事元服式が終わってほっとしています。祖父から威風堂々とやれと言われているので、あすからまた気を引き締めてしっかり声を出して頑張りたいです」と話していました。
Posted at 2022/07/23 07:35:44 | |
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