「有害図書」指定 県に指定プロセス問うメール相次ぐ
08月31日 10時55分
東京の出版社「三才ブックス」の書籍3冊が、鳥取県の「有害図書」に指定された影響で、ネット通販大手が販売を取りやめました。
鳥取県外に住むサイトの利用者も購入できなくなっていて、県には「有害図書」に指定したプロセスなどを問い合わせるメールが相次いで寄せられています。
東京の出版社「三才ブックス」は、ことし2月「アリエナイ医学事典」や「裏グッズカタログ2022」など自社が出版する3冊が、ネット通販大手「アマゾン」で販売されていないことに気づき、アマゾンに問い合わせたところ「鳥取県の有害図書に指定されたため」と回答があったということです。
鳥取県は、おととし10月に県の青少年健全育成条例を改正し、性的感情を刺激したり健全な成長を阻害したりするとして「有害図書」に指定した書籍を、店頭だけでなくインターネットでの販売も禁止していて、違反した場合は30万円以下の罰金が課されます。
「アマゾン」が書籍の販売を取りやめた影響で、鳥取県外のサイトの利用者も購入できなくなっていて、県には有害図書に指定したプロセスや、条例の内容について問い合わせるメールが、これまでに30件近く寄せられているということです。
鳥取県は「有害図書の指定はルールにのっとって適切に行われたと考えている。他県の事例を参考にしながら、指定のプロセスに改善の余地があるか検討したい」としています。
Posted at 2022/09/03 16:41:10 | |
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