去年の観光客3545万人余 前年比2%減 震災の年並みに
09月08日 07時17分
去年1年間に福島県を訪れた観光客は、3545万人余りと、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で前の年より73万人余り、率にして2%減ったことが県のまとめで分かりました。
震災と原発事故で大きく落ち込んだ平成23年に近い水準となりました。
これは福島県が、去年1年間に県内の296の観光地やイベントなどを訪れた観光客数をまとめたもので、毎年、この時期に公表しています。
それによりますと、去年、福島県を訪れた観光客は、3545万4000人で、前の年に比べて、73万7000人、率にして2%減りました。
これは震災と原発事故があった平成23年の3521万1000人に次ぐ大幅な落ち込みで、震災の年とほぼ並ぶ水準となっています。
訪問先や目的別に見ると、道の駅などを含む「その他」が34.3%と最も多く、「スポーツ・レクリエーション」が16.7%、「歴史・文化」が16.6%などとなっています。
地域別では、いずれも前の年と比べて中通りが1.4%減って1629万8000人、会津が6.2%減って1182万8000人、一方、浜通りは道の駅や震災伝承施設などを訪れる人が増え、3.9%の増加となって732万8000人になりました。
県観光交流課は「コロナ禍ではあるがイベントの再開など観光需要が増えている。感染状況を注視しながら観光需要の喚起策を展開していきたい」と話しています。
Posted at 2022/09/08 22:31:25 | |
トラックバック(0) | 日記