北朝鮮が弾道ミサイルの可能性があるもの発射 EEZ外に落下か
2022年9月25日 7時47分
防衛省は北朝鮮から弾道ミサイルの可能性のあるものが発射されたと午前6時58分に発表しました。
防衛省関係者によりますと、弾道ミサイルの可能性があるものは日本のEEZ=排他的経済水域の外側の日本海にすでに落下したとみられるということです。
防衛省は詳しい落下地点などについて引き続き情報の収集と分析を進めています。
日本のEEZ外側に落下か 政府関係者
複数の政府関係者によりますと、北朝鮮から発射された弾道ミサイルの可能性があるものは、通常の弾道軌道であれば、日本のEEZ=排他的経済水域の外側に落下したとみられるということです。
船舶への被害情報なし 海上保安庁
北朝鮮から弾道ミサイルの可能性がある飛しょう体が発射されたとみられることを受け、海上保安庁が日本周辺の海域で被害などの確認を進めていますが、これまでのところ日本に関係する船舶への被害の情報は入っていないということです。
岸田首相 情報収集と分析 迅速的確な情報提供など指示
北朝鮮から弾道ミサイルの可能性があるものが発射されたことを受けて、岸田総理大臣は、情報の収集と分析に全力を挙げ、国民に対し、迅速・的確な情報提供を行うこと、航空機や船舶などの安全確認を徹底すること、それに不測の事態に備え、万全の態勢をとることを指示しました。
韓国軍合同参謀本部 “北朝鮮が日本海へ弾道ミサイル発射”
韓国軍の合同参謀本部は、北朝鮮が日本海に向けて弾道ミサイルを発射したと25日午前7時ごろ発表しました。
韓国軍はアメリカ軍とともにミサイルの種類や飛行距離など、詳しい情報の収集や分析を急いでいます。
北朝鮮はことし6月には、異なる4か所の地点から短距離弾道ミサイル合わせて8発を発射したほか、先月にも巡航ミサイル2発を発射するなど異例の頻度で発射を繰り返しています。
また、先月22日から今月1日まで行われたアメリカ軍と韓国軍による定例の合同軍事演習に対して「侵略勢力による演習には、必ず相応の軍事的対応が伴う」と反発し、米韓両国への対決姿勢を示していました。
韓国南東部のプサン(釜山)には23日、アメリカの原子力空母「ロナルド・レーガン」が入港し近く日本海を中心に韓国と共同訓練を行う予定で、北朝鮮の反発が予想されていました。
政府 緊急参集チームを招集
政府は総理大臣官邸の危機管理センターに設置している官邸対策室に関係省庁の担当者をメンバーとする緊急参集チームを招集し、情報の収集と被害の確認などにあたっています。
発射はことし6月5日以来
北朝鮮から弾道ミサイルや、弾道ミサイルの可能性があるものが発射されたのはことし6月5日以来です。
Posted at 2022/09/25 08:10:57 | |
トラックバック(0) | 日記