米軍と韓国軍が日本海に向けミサイル4発発射 北朝鮮をけん制
2022年10月5日 12時03分 北朝鮮 ミサイル
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北朝鮮が4日、中距離弾道ミサイル1発を発射したことに対抗して、韓国軍はアメリカ軍とともに5日、日本海に向けて地対地ミサイル4発を発射し、北朝鮮へのけん制を強めています。
韓国軍の合同参謀本部の発表によりますと、米韓両軍は5日未明、地対地ミサイル「ATACMS(エイタクムス)」を、それぞれ2発ずつの合わせて4発、日本海に向けて発射したと発表しました。
北朝鮮が4日、北部から東に向けて日本の上空を通過させる形で中距離弾道ミサイル1発を発射したことへの対抗措置だとしています。
公開された映像では、暗闇の中で移動式発射台から激しい光と煙を伴って発射されたミサイルが上昇していく様子が確認できます。
合同参謀本部は「北がいかなる場所から挑発しても、それを無力化できる能力と態勢を示した」と強調しました。
米韓両軍はことし、北朝鮮がICBM=大陸間弾道ミサイルと推定されるミサイルを発射した3月と5月、それに短距離弾道ミサイルを1度に8発発射した6月にも、対抗措置としてミサイルを日本海に向けて発射しています。
韓国軍は4日、アメリカ軍とともに戦闘機4機ずつが参加する精密爆撃訓練を行い、編隊を組んで飛行したり海上の目標を爆撃したりする映像を公開したばかりで、弾道ミサイルの発射を繰り返す北朝鮮へのけん制を強めています。
韓国軍が発射の地対地ミサイルは飛行せず落下
韓国軍の合同参謀本部は、北朝鮮による中距離弾道ミサイルの発射に対抗してアメリカ軍とともにミサイルを発射した際、韓国軍の地対地ミサイル「ヒョンム(玄武)2」1発が発射直後に正常に飛行せず落下したことを明らかにしました。
ミサイルは軍の基地の敷地内に落ちましたが、けが人や付近の民家への被害はなかったということです。
韓国の通信社、連合ニュースは「大きな音と光に驚いた住民からの問い合わせが行政機関に殺到したが、軍からすぐに発表がなく、一晩中混乱が続いた」と伝えています。
Posted at 2022/10/05 12:42:53 | |
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