円相場 急激な円高で一時144円台に 政府・日銀が市場介入か
2022年10月22日 5時42分
外国為替市場で、21日夜に1ドル=151円台後半まで急速に円安が進んだあとに、円相場は1ドル=144円台まで一気に円高方向に変動しました。政府・日銀が、ドルを売って円を買う市場介入に踏み切ったとみられます。
21日の東京市場で1ドル=150円台半ばまで円安が進んでいた円相場は、海外市場に入って円売りドル買いが加速し、一時、1ドル=151円90銭程度まで値下がりしました。
ところが日本時間の午後11時半すぎに、円相場は、突然円高方向に振れ、その後およそ2時間で1ドル=144円台半ばまで7円余り変動しました。
財務省の神田財務官は22日未明、記者団に、市場介入については「コメントしない」と答えましたが、急速な円安に歯止めをかけるため介入の事実をあえて明らかにしない、いわゆる「覆面介入」でドル売り円買いに踏み切ったとみられます。
政府・日銀は、9月22日におよそ24年ぶりにドル売り円買いの市場介入を行っています。
鈴木財務大臣は、投機的で行き過ぎた円安の動きには、市場介入も辞さない姿勢を繰り返し強調し、21日も「投機による過度な変動は容認できない。為替市場の動向を高い緊張感をもって注視するとともに、過度な変動に対しては適切な対応をとるという考えに、いささかも変わりはない」と述べていました。
Posted at 2022/10/22 08:02:09 | |
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