県内の主食用の米収穫量 4年連続で減少 飼料用米へ転換進む
12月22日 07時51分
県内のことしの主食用米の収穫量は、家畜のエサにする飼料用米への転換が進んだことなどから、4年連続で減少し、28万4900トンになりました。
東北農政局は毎年、県内の水田での調査結果をとりまとめ、コメの収穫量などを公表しています。
それによりますと、県内のことしの主食用米の収穫量は、前の年より1万8700トン減って28万4900トンとなり、4年連続で減少しました。
10アールあたりの収量は、平均で549キロで、平年を100とした作況指数は、「100」で「平年並み」になりました。
また、作付面積は5万1900ヘクタールと、前の年に比べて2800ヘクタール減少しました。
主食用米の収穫量が減少した主な理由について、家畜のエサにする飼料用米への転換が進んだことや、10アールあたりの収量が前の年に比べて6キロ減ったためだとしています。
来年の主食用米の作付け面積について、県や農協などは国の方針を踏まえて、ことしの実績と同じ5万1900ヘクタールとする計画です。
東北農政局福島拠点は「関係機関が農家と連携を図った結果、減少になったと受け止めている。年が明ければ、生産者がコメの生産に向けてスタートを切るので、国として、農家の経営や所得に関係する交付金の変更点などを丁寧に説明していきたい」としています。
Posted at 2022/12/22 12:33:25 | |
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