
箱根駅伝【詳しく】駒沢大が19年ぶり4回目の往路優勝
2023年1月2日 16時25分 ロードレース(駅伝)
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関東の大学対抗で競う99回目の「箱根駅伝」は2日、往路が行われ、駒沢大が19年ぶり4回目の往路優勝を果たしました。大学駅伝3冠を狙う駒沢大は、4区でトップに立ち、最終5区で2位以下を引き離しました。2位は中央大、3位は箱根駅伝連覇を目指す青山学院大でした。3日は復路が行われます。
レース経過など詳しい情報をお伝えします。
記事後半では、3日の復路のスタート時間や全チームの往路出場選手を紹介しています。
ことしで99回目を迎えた箱根駅伝には、オープン参加の関東学生連合を含む21チームが出場し、3年ぶりに沿道での応援に自粛要請が出されなかったため大勢の観客が詰めかけました。
往路は東京・大手町から神奈川県箱根町までの5区間、107.5キロのコースで争われ、1区は関東学生連合が大きく抜け出す展開となりましたが、最後は明治大がトップでたすきをつなぎました。
各チームのエースがそろう「花の2区」では、中央大3年の吉居大和選手が大会連覇を目指す青山学院大4年の近藤幸太郎選手と駒沢大4年の田澤廉選手との激しいトップ争いを制しました。
出雲全日本大学選抜駅伝と全日本大学駅伝に続いて大学駅伝三冠を狙う駒沢大は4区で3年の鈴木芽吹選手が青山学院大2年の太田蒼生選手との競り合いをわずかに制し、トップでたすきをつなぎました。
駒沢大は山登りの5区でも1年の山川拓馬選手が安定した走りでリードを広げ、5時間23分10秒のタイムでフィニッシュし、19年ぶり4回目の往路優勝を果たしました。
2位は2区と3区で区間賞を獲得した中央大が駒沢大から30秒差で入りました。
3位は箱根駅伝連覇を目指す青山学院大でトップと2分3秒差でした。
箱根駅伝は3日、復路が行われます。
駒沢大 大八木弘明監督「ハラハラだった」
19年ぶり4回目の往路優勝を果たした駒沢大の大八木弘明監督は「抜きつ抜かれつのレースで、ハラハラだったが、選手たちがしっかり走ってくれたので本当にうれしい」と喜びを語りました。史上5校目の大学駅伝三冠がかかる3日の復路については「復路の方が大変だと思うが、この流れをあすに向けたい」と気を引き締めていました。
駒沢大 2区 田澤廉/5区 山川拓馬 談話
エースがそろう2区で区間3位の走りを見せた駒沢大4年の田澤廉選手は「状態がよくない中、急ピッチで上げてきたが、練習不足で最後までペースが続かなかった。目標の区間賞に届かず個人的には悔しい思いもあるが仲間たちが優勝に導いてくれたのでうれしい」と話していました。
山登りの5区で粘りの走りを見せてトップを守った駒沢大1年の山川拓馬選手は「登りでは詰められたが、下りは間違いなく離せると思っていた。初めての箱根駅伝で絶対1位でゴールすると決めていたのでよかった」と振り返っていました。
【往路 全結果】
1駒沢大 5:23:10(19年ぶり4回目 往路優勝)
2中央大 5:23:40
3青山学院大 5:25:13
4国学院大 5:27:10
5早稲田大 5:27:33
6順天堂大 5:27:41
7東京国際大 5:27:49
8法政大 5:28:53
9城西大 5:29:08
10創価大 5:29:15
11東洋大 5:30:42
12明治大 5:31:29
13東海大 5:31:40
14帝京大 5:32:20
15国士館大 5:33:16
16山梨学院大 5:33:39
17大東文化大 5:36:01
18日体大 5:36:33
19専修大 5:38:35
20立教大 5:38:51
※関東学生連合 5:36:52(オープン参加)
【往路 区間賞】
▽1区:富田峻平(明治大)1:02:44
▽2区:吉居大和(中央大)1:06:22
▽3区:中野翔太(中央大)1:01:51
▽4区:ビンセント(東京国際大)1:00:00★区間新記録★
▽5区:山本唯翔(城西大) 1:10:04★区間新記録★
区間賞 選手談話
【1区 富田峻平(明治大)】
1区で区間賞を獲得した明治大4年の富田峻平選手は「目標のシード権を獲得するためには、後続にいい順位でたすきを渡すことだと思い走り抜いた。最後の箱根駅伝で、しっかり結果を残し、学生競技を悔いなく終わることができて、すがすがしい気分です」と話していました。
【2区 吉居大和(中央大)】
エースがそろう2区で駒沢大と青山学院大とのデッドヒートを制してトップでたすきを渡し、区間賞を獲得した中央大3年の吉居大和選手は「後半の坂が苦しいと分かっていたが、前半から突っ込みたかったので積極的に走った。最後は本当に苦しかったが、区間賞を秒差で争っていることを監督から告げられ、どうしても取りたいという気持ちがあったので頑張れた」と振り返っていました。
【3区 中野翔太(中央大)】
3区で区間賞を獲得し、トップでたすきをつないだ中央大3年の中野翔太選手は「プレッシャーは少し感じていたが、自分の走りをすれば差をつけることはできると思っていた。4区と5区の選手に楽に走ってもらいたいと思っていたので、区間賞を取れてよかった」と話していました。
【3日の復路 スタート時刻】
1駒沢大 8時00分00秒
2中央大 8時00分30秒
3青山学院大 8時02分03秒
4国学院大 8時04分00秒
5早稲田大 8時04分23秒
6順天堂大 8時04分31秒
7東京国際大 8時04分39秒
8法政大 8時05分43秒
9城西大 8時05分58秒
10創価大 8時06分05秒
11東洋大 8時07分32秒
12明治大 8時08分19秒
13東海大 8時08分30秒
14帝京大 8時09分10秒
※以下は一斉スタート 8時10分00秒
国士館大/山梨学院大/大東文化大/日体大/関東学生連合/専修大/立教大
Posted at 2023/01/02 17:54:54 | |
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