「避難指示」ことしは浪江町と富岡町、飯舘村の一部で解除予定
01月04日 18時11分
原発事故のあと「避難指示」が続いている福島県内の自治体ではことし、浪江町と富岡町、それに飯舘村の一部で解除される予定です。
県内では、7つの市町村に原則立ち入り禁止となる「帰還困難区域」が指定され、原発事故から12年目の今もおよそ322平方キロメートルで避難指示が続いています。
国は、この帰還困難区域のうち、6つの町と村に、除染やインフラの整備を優先的に行う「特定復興再生拠点」を設け、去年は3つの町と村でこの拠点内の避難指示が解除されました。
残りの3つの町と村では浪江町がことし3月までに末森地区と室原地区、それに津島地区で、富岡町はことし春ごろにJR夜ノ森駅の東側の地域で、飯舘村は大型連休ごろに長泥地区でそれぞれ避難指示の解除を目指しています。
飯舘村は、拠点区域の外にある一部の地域も同時に解除する予定です。
一方、帰還困難区域のうち特定復興再生拠点に認定されていないいわゆる「拠点外」の地域で、国は2020年代に希望者全員の帰還を目指すとしていて、今年度から双葉町と大熊町の一部で除染が始まる予定です。
Posted at 2023/01/05 00:45:12 | |
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