大相撲 初場所初日 貴景勝は若元春に勝って白星スタート
2023年1月8日 21時20分
大相撲初場所は東京 両国の国技館で初日を迎え、出場力士の中で番付最高位となった大関 貴景勝は、新小結の若元春に勝って白星でスタートしました。
中入り後の勝敗です。
▽宝富士に千代丸は、宝富士がはたき込みで勝ちました。
▽剣翔に水戸龍は、剣翔が寄り切り。
▽東龍に琴恵光は、東龍が送り出し。
▽琴勝峰に一山本は、琴勝峰が押し出し。
▽輝に隠岐の海は、輝が押し出し。
▽千代翔馬に栃ノ心は、栃ノ心が寄り切り。
▽碧山に平戸海は、碧山が小手投げ。
▽隆の勝に遠藤は、隆の勝が押し倒し。
▽阿武咲に王鵬は、阿武咲が押し出しで勝ちました。
▽宇良に妙義龍は、妙義龍が押し倒し。
▽北勝富士に錦木は、北勝富士がはたき込み。
▽錦富士に竜電は、錦富士に勇み足があって竜電が勝ちました。
▽佐田の海に翠富士は、翠富士が上手投げ。
▽先場所優勝の阿炎に新小結の琴ノ若は、阿炎が突き出しで勝ちました。
▽霧馬山に玉鷲は、玉鷲が突き落とし。
▽御嶽海に正代は、御嶽海が寄り切り。
2桁の勝ち星を挙げれば大関に復帰できる正代ですが、初日黒星でした。
▽高安に大栄翔は、大栄翔が押し出し。
▽翔猿に豊昇龍は、豊昇龍が寄り切り。
▽若隆景に明生は、若隆景が寄り切り。
▽新小結の若元春に大関 貴景勝は、貴景勝が押し出しで勝ちました。
横綱 照ノ富士の休場で出場力士の中で番付最高位となった貴景勝は、初日を白星でスタートしました。
観客の声援 マスク着用で短時間ならば許可
大相撲初場所では観客による声を出しての応援が一部、許可されました。これまでは新型コロナウイルスの感染対策で全面的に自粛を求めていましたが、マスクを着用したうえで、力士の名前を呼ぶなど短時間の声援は認めるということです。
日本相撲協会は、引き続き感染状況を注視したうえで、コロナ前の観戦方式に少しずつ戻していきたいとしています。
初場所 初日談話まとめ
35歳の宝富士は平成25年の初場所から続く幕内での連続出場記録を886回とし歴代単独8位となったことについて「記録はうれしいが、自分の記録はおまけみたいなものなので、気楽に更新していきたい」と話していました。
初日白星の栃ノ心はことしの目標について「けがすると大変なことになるので、そこだけ気をつけたい。気合いを入れつつ落ち着いて取ればまだまだ取れると思う。1場所でも長く取れるよう頑張りたい」と話していました。
錦富士は竜電との一番、勇み足で初日黒星となり「ちょっとよく分からなかったが詰めが甘かった。感覚は悪くないので切り替えてやっていきたい」と反省していました。
先場所初優勝の阿炎は力強い突き押しで新小結・琴ノ若を破り白星スタートとし「自分の相撲を取り切れた。とにかく組まないことを意識して相撲を取った。一番集中をモットーにやっていく」と話していました。
38歳の玉鷲は小結・霧馬山との取り直しの一番、土俵際で逆転の突き落としで勝ち「二番目は簡単にはいかないぞという気持ちでしっかりやってよかった」とほっとした様子で振り返りました。
関脇・正代は10勝以上をあげれば大関に復帰できますが、御嶽海との大関経験者どうしの一番で敗れ黒星スタートとなり「体が起きないように意識はしていたが、かたくなりすぎた。まずは勝ち越しを目指して、いいスタートを切りたい」と元気なく話していました。
関脇・豊昇龍は一気の攻めで翔猿に勝ち「集中してやった。よかったと思う」と振り返りました。一方、ことしの目標については「自分の中にはあるが、口に出さないようにしている」と話していました。
敗れた翔猿は「全然攻められなかった。切り替えて、上を目指して頑張りたい」と話していました。
関脇・若隆景は4場所ぶりに初日に白星を挙げましたが「始まったばかりなので、しっかり自分の相撲が取れるように頑張りたい」と気を引き締めていました。
大関・貴景勝は横綱・照ノ富士が休場したため、出場している力士のうち番付最高位となる中、結びの一番で新小結・若元春に勝って土俵を締めました。
貴景勝は「集中してやろうと思った。自分としては目の前の一番に集中してやるしかない。お客さんに見に来て良かったと思ってもらえる相撲をしたい」と話していました。
敗れた若元春は「新年一発目の場所で、初日は大事なので前に攻めていこうと思っていた。立ち合いは前に出られてよかったけど、そのあとバタバタしてしまった。自分の中ではよかったと思うのでプラスに捉えたい」と話していました。
Posted at 2023/01/09 07:56:50 | |
トラックバック(0) | 日記