
海自の護衛艦 山口県沖で航行不能に 岩に接触か 周囲に油漏れ
2023年1月10日 19時17分
10日正午すぎ、海上自衛隊の護衛艦が山口県沖の瀬戸内海を航行中にスクリューが故障して自力で航行できない状態となり、その場で停泊を続けています。海底の岩などに接触したとみられ、海上自衛隊や海上保安庁が詳しい状況を確認しています。
海上自衛隊によりますと、10日午後0時10分ごろ、護衛艦「いなづま」が山口県の周防大島沖の瀬戸内海を航行していたところ、身動きができない状態となりました。
その後、船体の後部にあるスクリューが故障しているのが確認できたということです。
海上保安庁によりますと、護衛艦から「船体に大きな振動があった」と通報があったということで、スクリューが海底の岩などに接触したとみられるということです。
けが人はいませんでしたが、周囲に油が漏れ、夕方までにほぼ回収されたということです。
護衛艦は自力で航行できない状態のため、その場でいかりをおろして停泊を続けていて、海上自衛隊が護衛艦をえい航するための船を現場に派遣しましたが、動かせるのは早くても11日の夜明け以降になる見通しだということです。
「いなづま」は広島県呉基地の第4護衛隊に所属していて、広島県内の造船所で定期検査を受けたあと、10日、周辺の海域で試験運転を行っていたということで、海上自衛隊は今後、事故調査委員会を立ち上げて詳しく調査することにしています。
Posted at 2023/01/11 01:13:50 | |
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