
阪神・淡路大震災から28年 地震発生の午前5時46分に黙とう
2023年1月17日 6時57分
6434人が亡くなった阪神・淡路大震災から、17日で28年です。神戸市など大きな被害を受けた地域では、遺族などが地震が起きた午前5時46分に黙とうするなどして、犠牲者を悼みました。
28年前の平成7年1月17日に発生した阪神・淡路大震災では、建物の倒壊や火災などが相次ぎ、その後の「災害関連死」も含めて、6434人が亡くなりました。
神戸市中央区の公園「東遊園地」では、市民団体や神戸市などでつくる実行委員会による追悼のつどいが開かれ、地震が起きた午前5時46分に静かに手を合わせ、犠牲者に黙とうをささげました。
公園には、犠牲者を追悼する灯ろうが、震災が起きた日付の「1.17」と、「むすぶ」という文字の形に並べられました。
「むすぶ」という文字には、震災を経験した人が知らない世代に語り継ぐなど、得られた知恵や教訓を伝えていきたいという思いが込められています。
新型コロナなどの影響で規模の縮小が続いていましたが、ことしは竹灯籠の数を去年の2倍にして、3年ぶりに感染拡大前の規模で開催されています。
一方、市民グループの調査では、感染拡大前に比べて、兵庫県内の市民団体が開く追悼行事の数は7割に、また、1月17日前後に黙とうや避難訓練などを行う学校や幼稚園も6割程度まで減りました。
震災を経験していない世代が増える中、記憶や教訓をどう継承していくかが、一層大きな課題となっています。
Posted at 2023/01/17 06:54:39 | |
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