「伊達橋」復旧、26年以降か 東北整備局、24年入札・工期2年
2023年10月03日 09時55分
本県沖を震源とする昨年3月の地震で被災し、全面通行止めが続いている国道399号伊達橋(伊達市、延長288メートル)を巡り、復旧が2026年以降になるとみられることが2日、東北地方整備局への取材で分かった。
整備局が示した発注見通しによると、橋桁を架け替える工事などの工期を約24カ月とした。橋の床に当たる「鋼床版」と橋桁の製作や輸送、架設に関する工事を今月中に発注する。
入札は来年1~3月を予定しており、工事に少なくとも2年かかるため、再開通は2026年以降になるとみられる。事業費は10億~20億円としている。
整備局は、橋の下部に当たる橋台や橋脚の補修工事に関しても今月中に発注する予定だ。
伊達橋の復旧は、国の権限代行で進められている。
仮橋の29日開通見通し正式発表
福島河川国道事務所は2日、伊達橋の仮橋が29日に開通するとの見通しを正式に発表した。工事が順調に進み、橋を架ける工事などが完了したため、見通しが立った。橋の接続部に当たる前後の道路の舗装工事などが残っており、開通時期は前後する可能性もある。
仮橋は伊達橋と伊達橋歩道橋の間に架けられた。全長は301メートルで、当初の計画から2メートル延びた。完成すれば車両の対面通行が可能となる。伊達橋の通行止めで車両が回り道を余儀なくされ、生活や社会経済活動に大きな影響が出ていた。
伊達市の須田博行市長は「市民生活や市の経済活動に大きな影響を及ぼしており、早期の開通を望んでいた。仮橋の開通日が決まり非常にうれしく思う。伊達橋の早期の再開通に向けて要望していく」と述べた。
Posted at 2023/10/03 12:32:20 | |
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