
「エアレースX」あす開幕 決勝は10月15日、映像も公開へ
2023年10月07日 08時25分
「良きライバルとまた競えるのが楽しみ。わずかな差が勝敗を分ける」と表情を引き締める室屋
新たな競技方式で初開催される飛行機レースの国際大会「エアレースX」は8日、1対1で競う予選が始まる。出場8選手が世界各地で計測した飛行データを基にリモートで勝敗を決める。日本の室屋義秀(50)=福島市=は活動拠点を置く同市のEBM航空公園(ふくしまスカイパーク)でフライトする。
大会は選手が一つの開催都市に集まらなくても、超高精度で計測したタイムや速度、重力などの飛行データを活用してほぼ同じ条件下で競える「デジタルラウンド」を採用した。予選は総当たりで熱戦を展開し、大会公式サイトに結果を掲載する。
準決勝と決勝、3位決定戦は15日で、各選手の事前の飛行データを基に勝敗を争う。機体が東京・渋谷の街を飛行しているような拡張現実(AR)の映像を制作し、渋谷で開くパブリックビューイングや大会公式ユーチューブで公開する。
フライトは8~13日の間に実施。室屋が率いるチーム「レクサスパスファインダーエアレーシング」はX(旧ツイッター)のアカウントで情報を発信する。
室屋は大会の約1カ月前から臨戦態勢に入っている。9月上旬の福島民友新聞社の取材に「良きライバルとまた競えるのが楽しみ。わずかな差が勝敗を分ける」と表情を引き締めた。大会にはレッドブル・エアレースで17年にアジア人初の年間総合優勝を果たした室屋のほか、19年世界王者のマット・ホール(オーストラリア)、17年年間総合3位のピート・マクロード(カナダ)ら世界トップクラスの選手が出場する。
Posted at 2023/10/08 10:04:54 | |
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