鹿児島 悪石島沖合でフェリー火災 乗客は救命ボートに避難
2023年12月29日 10時51分
29日午前6時40分ごろ、鹿児島県の悪石島沖を航行中のフェリーで火災が発生しました。フェリーを運航する十島村によりますと乗客は救命ボートに避難したあと漁船に乗り換えて悪石島に向かい、けが人はいないということです。
鹿児島県十島村や第十管区海上保安本部によりますと、29日午前6時40分ごろ、悪石島沖を航行中の「フェリーとしま2」の船内で機関室から火災が発生しました。
フェリーには乗客が11人、乗員が18人乗っていて、フェリーは沖合で停泊し、乗客は救命ボートに避難したあと漁船に乗り換えて悪石島に向かったということです。
十島村によりますと、けが人はいないということです。
「フェリーとしま2」は、鹿児島市と十島村の人が住んでいる7つの離島を通って奄美市の名瀬港までを結ぶ村営の定期船です。
十島村役場のホームページによりますと、このフェリーは平成30年度に就航し、総トン数は1953トン、全長はおよそ93メートル、幅がおよそ16メートル、旅客定員は297人です。
十島村によりますと、フェリーは29日午前2時に奄美市の名瀬港を鹿児島市に向けて出港し、悪石島の港に入港する前だったということです。
十島村 災害対策本部で情報収集
鹿児島市内にある十島村役場では29日午前7時に災害対策本部を設置して、村や海上保安本部の職員あわせて20人近くが情報収集にあたっています。
役場では、職員などが悪石島にある村の出張所と連絡をとったり、ホワイトボードに救助の状況を書き込んだりしていました。
Posted at 2023/12/29 11:09:25 | |
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